ロードスター・モデルsと順調な売れ行きが続き、日本でもトヨタとの提携によって電気自動車の販売を始めたテスラモーターズ。
日本でのテスラモーターズの認知度はそれほど高くありません。
ここではテスラモーターズの創業からの歴史や独自の経営スタイルについて探検していきましょう。
尚、当サイトは記事をカテゴリー別に分類してまとめてあります。
【テスラモーターズの歴史・基礎知識】
テスラモーターズの歴史・基礎知識カテゴリでは、テスラモーターズの設立の背景や出資母体、経営の変遷など歴史的な背景について解説しております。
【テスラモーターズの経営スタイル・特徴】
テスラモーターズの経営スタイル・特徴カテゴリでは、自動車メーカーとしてのテスラモーターズの方針や経営の特徴、今後の営業方向の予測などを独自の研開で解説しております。
今日はテスラモーターズの歴史を探検してみるんだね。
ところでテスラモーターズという会社はいったいどこにあるのかなぁ?
実ははじめて聞いた企業名なんだよね。
うむ、テスラモーターズの本拠地となる拠点はアメリカ合衆国のカルフォルニア州じゃ。
会社は名だたるIT企業の多くが拠点を構えるシリコンバレーの一角。
シリコンバレーと言えば、日本でも「アドビリーダー」などで有名となったアドビ社や「アイフォン」で一気にスマートフォン市場を拡大したアップル社、検索エンジン最大手のGoogleやインテル・ヒューレットパッカードなど多くの大手企業が本社を構えているIT企業の一大拠点となっておるエリアじゃのぉ。
尚、シリコンバレーとは地図を見ても分かる通り地名ではなくマウンテンビュー・サニーベール・サンタクララの3市を中心としたエリアのことじゃ。
テスラモーターズの社名ってどんな由来でつけられた名前なのかなぁ?
社名の由来をちょっと博士に聞いてみようかな?
きっと創業者さんがテスラさんって方だったんだろうけどね~
うむ、それは違うのぉ。
テスラモーターズのテスラという名前はセルビアの電気技師であり物理学者でもあったニコラ・テスラから付けられた社名なのじゃ。
科学分野に詳しい方であれば磁束密度の単位である「テスラ」をご存じの方も多いじゃろう。
またセルビアの紙幣にはテスラの肖像画が記載されていることも有名な話しじゃ。
※ニコラ・テスラさんってどんな人?
トーマス・エジソンが経営するエジソン電灯(社名)の社員。その後エジソンとの確執によりエジソン電灯を退社後「テスラ電灯社」を設立する。
当時主流であった電気事業は直流電流によるものであったがテスラ電灯社では交流電流による電気事業を開始する。
もともとエジソンとの確執もこの「直流」と「交流」による電気事業のスタイルが根本的な原因にあったとされるが、現在の家庭用電流の大半はテスラが推し進めた交流電流であることは歴史的にも重要な事実。
テスラが行った研究や発明はどれも大きな業績を残すものだが、やや人との関わりに苦手な部分があった為かあらゆる研究開発の場面で孤立したとされている。
テスラモーターズの歴史についてだけど・・・・
実はテスラモーターズって僕今日はじめて聞いた名前なんだよなぁ。
電気自動車の販売をしてるらしいんだけど、日本なら日産やトヨタやホンダ、あと三菱やマツダやスズキがあるし、海外ならGMやフォード、プジョーやフォルクスワーゲンなんかが有名だけどやっぱりテスラモーターズっていう名前はちょっと知らないかも。
テスラモーターズは2003年にアメリカで設立されたばかりの比較的新しい自動車メーカーじゃからまだ知らない方が多いのも事実かもしれんのぉ。
特にこのテスラモーターズに関しては販売されている自動車は全て電気自動車のみ。車種も限られており当社の代名詞ともなったテスラ・ロードスターは日本円で1000万円クラスの高価格帯の電気自動車であったためユーザー層も今のところはある程度絞りこまれた状態となっておるのじゃよ。
自動車メーカーって歴史ある企業が多いように感じるんだけど、まだ経験も少ないだろうし安全性とかって大丈夫なのかなぁ?
そうじゃのぉ、自動車メーカーというものは昔から技術を積み上げて安全性や性能を高めてきたという目に見えない安心感が重要な要素を占めているのは確かじゃ。
自動車は命を預けるものでもあるからのぉ。
しかし、このような心配をよそに、現実的に販売されている電気自動車は次々と売れている。
これは従来の自動車メーカーとの経営スタイルの違いが大きなポイントとなっている可能性があるのぉ。
経営スタイルの違い?う~んいったいどんな風に違うの?
テスラモーターズの経営スタイルは簡単に言えば従来の老舗自動車メーカーのような型にはまった事業スタイルではないということじゃな。
そもそもテスラモーターズは型にはまろうにも自動車関連の事業基盤が一切ない。
このような状態で今後大きなシェアを奪うとされている電気自動車業界にいち早く乗り込んできておる訳じゃから技術的な部分は自社だけでは当然カバーできる物ではないことはわかるのお。
ポンちゃんが感じているような安全性の部分に関しても同様じゃ。
経営力とか経営方針ってとっても大切ってことがわかってきたよ。
これからの時代はやっぱり地球の資源とかも考えて行かないといけないしね。
電気自動車は燃費が良いってだけじゃなくて、これからの地球のためにも大切な技術開発ってことになるんだね。
確かにそうじゃのぉ。実際にテスラモーターズは自宅用の太陽光発電技術の開発にも着手し始めておる。
これは日本の自動車メーカーや住宅業界でも見られるようになってきた傾向の一つじゃが、太陽光発電によって自宅で発電した電気を家庭用電源として使用するだけじゃなく、自動車の充電や更には買取による販売にまで繋がる流れが大きな注目を集めておる。
太陽光発電の技術改革は需要が高いビジネスモデルなのじゃな。