電池・乾電池の歴史

電池・乾電池の歴史とは?いつ日本に電池が伝わったのか? 乾電池の発明者は日本人って本当?

◆電池・乾電池の歴史

電池・乾電池の歴史とは?
 いつ日本に電池が伝わったのか?
 乾電池の発明者は日本人って本当?

当サイトでは電池や乾電池に関わる歴史・発明に至るエピソードなどをわかりやすく解説をしております。

◆電池・乾電池の歴史カテゴリの一覧

【電池の日本への伝来・ボルタ電池の歴史】
 電池の日本への伝来・ボルタ電池の歴史カテゴリでは、電池の母体ととも言われるボルタ電池の発明エピソード、また日本に電池がいつどのようのうに伝わったのかなどの歴史的な背景について解説しております。

【鉛電池・マンガン電池の歴史】
 鉛電池・マンガン電池の歴史カテゴリでは、ボルタ電池の発明後、次々と開発された電池の種類について解説しております。歴史上の人物としてはガストンプランテや電池の寿命を大きく伸ばすことに初めて成功したルクランシェ電池で知られているジョルジュ・ルクランシェが登場するのもこちらです。

【乾電池の発明者・屋井先蔵の歴史】
 乾電池の発明者・屋井先蔵の歴史カテゴリでは、世界で初めて液漏れを防止する電池、いわゆる「乾電池」を発明した日本人である屋井先蔵にまつわる歴史と開発に至るエピソードについて解説しております。

◆電池・乾電池の歴史を探検しよう!入門者向き講座

乾電池が家の中でひとつもない家庭は今ではおそらくほとんどありませんね。

それほど日本の一般家庭に広く普及している電池という製品。

壁にかけられている時計は電池で動いていますね。目覚まし時計も電池で動いているものが大半です。

今では一人一台となりつつある携帯電話やノートパソコンだって電池(蓄電池)が入っています。

一言で電池と言ってもマンガン電池やアルカリ電離、そして充電が可能な二次電池としての水素電池やリチウムイオン電池など実に様々な電池の種類が存在します。

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◆1854年はじめて日本にボルタ電池が伝わる

電池の歴史を見ると様々な歴史上の人物が見えてきます。

「ボルタ電池」ってご存知ですよね。

このボルタ電池がはじめて日本に伝えられたのは1854年のこと。

ではこの年になぜ日本に電池が伝わったのでしょうか?

1854年は日本で言えば安政元年にあたります。

◆黒船ペリーの2回目の来航時にボルタ電池が届けられた

 この安政元年にあった歴史上の出来事と言えばいったいどのような出来事があったじゃろうか?・・・・
 歴史に詳しい方ならもうお分かりじゃろう。
 そう黒船ペリーで知られるペリーの2回目の日本来航じゃ。
 ペリーは2回目の来航の際に日本ではまだ全く知られていなかったボルタ電池を届けたのじゃ。

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◆世界初の化学電池ボルタ電池の仕組みと特徴を見てみよう

電池の歴史を語る上で欠かせない人物はいったい誰でしょうか?

現在に至るまでの電池の発明の歴史には多くの化学者や物理学者が登場しますが、化学電池として世界で始めて電池の製品化に成功したのはイタリアの物理学者であるボルタです。

世界初の電池として登場したボルタ電池の仕組みとはいったいどのような仕組みだったのでしょうか?

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◆ボルタ電池が実用に至らなかった理由とは?

 ボルタ電池の仕組みは電池がなかった当時としては大きな発明であったことは間違いない。
 しかし当時電池の電極に使用されていた電解液は「希硫酸」や塩化ナトリウムと水を化学結合させた「食塩水」であった為、実用性に乏しい電池じゃった。
 これは電池の電解液自体の量が多く大きさも大きくてさらに重量もあり重たい電池である点。
 そして希硫酸や食塩水は分極を生じやすく安定した電圧を維持することが出来なかった為なのじゃ。

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◆電圧の単位である「V=ボルト」はボルタの名前から付けられた

 ボルタ電池が実用性に乏しかったのは様々な欠点があった為。
 これは前項までに解説してきたとおりじゃ。
しかし世界で始めての化学電池の発明者としてのボルタの功績の偉大さは今も尚受け継がれておる。

 やった~!でもどこで受け継がれているんだろう?

 電化製品には「V=ボルト」という文字の電圧の記載がなされておるのぉ。
 このボルトという単位は、ボルタの偉大な功績からつけられた単位の名前だったのじゃよ。

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◆分極に鉛を使用した鉛蓄電池の仕組みを見てみよう

電池の普及の歴史をチェックしていくとボルタ電池⇒ダニエル電池、そしてプランテの鉛電池からルクランシェ電池という電池の発明の歴史が見えてくるようになります。

どの発明も欠かせませんが、ここでは現在の二次電池の仕組みの基本となっているプランテが発明した鉛蓄電池の歴史をチェックしてみましょう。

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◆今も受け継がれているプランテが考案した仕組み

 ガストン・プランテが発明した鉛電池こそが現在多くのパソコンの蓄電池や自動車のバッテリーなどで使用されている鉛蓄電池の母体じゃな。
 極版に鉛を使用することで分極を防止し、急激な電圧降下をおこさない電池は市場に大きく流通することになる。
ニッカド電池(ニッケル・カドニウム電池)やリチウムイオン電池などの蓄電池の基本構造もプランテの考案した鉛電池の仕組みが大きく関与しているのじゃよ。

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◆二酸化マンガンを酸化剤に使用した始めての電池

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◆マンガン乾電池の構造の母体となったルクランシェ電池

 マンガン電池の登場で一部の間でしか使用されていなかった電池が広く市場に流通するきっかけとなっていく。
 尚、マンガン乾電池の母体ともなるこの二酸化マンガンを酸化剤として使用した電池システムを発明したのはフランスの「ルクランシェ」じゃ。
  ルクランシェがこのマンガン乾電池の母体を発明したのは1868年のことじゃ。
 ルクランシェが発明したこの電池は日本ではあまり馴染みのないルクランシェ電池として知られておるのぉ。

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◆液漏れなどの欠点を克服した乾電池の登場

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