◆製鉄の歴史

• ⇒鉄を初めて見つけた人って一体誰？
• ⇒鉄器の都ヒッタイト帝国から学ぶ製鉄文化の歴史
• ⇒大砲や戦闘機が必要となったことから生産量が増大し製鉄の技術力も飛躍的に進歩した
• ⇒奥出雲のたたら製鉄:刀鍛冶が生きる現代のたたら場
• ⇒たたら場の巨大な足踏み送風装置が鞴(フイゴ)と呼ばれる道具
• ⇒18世紀～19世紀の産業革命と製鉄技術の関わり
• ⇒新日本製鐵･川崎製鉄･神戸製鋼所など20世紀の製鉄技術を支えた日本企業

◆鉄を初めて見つけた人って一体誰？

　鉄でできているものってどんなものがあるかなぁって考えてたらたくさんありすぎて疲れちゃったよ。
ビルの鉄骨やマンションや鉄橋。自動車や自転車、そして船や飛行機までた～っくさんの鉄が使われているもんね。
もう鉄は僕達の生活に欠かせない材料になっているんだね。

　うむ、その通りじゃな。
今ではこの地球上で鉄が使用されていない空間を見つけることのほうがおそらく難しいじゃろう。
　南米アマゾンも森林伐採がどんどん進行しておるのをはじめ、南極にも建築物が建造されているくらいじゃからのぉ。
　ネオン街やカジノ･ナイトショーなどで知られるラスベガスももともとはネバダ砂漠の一部に存在したオアシスを起点に開発した都市じゃ。
　砂漠から南極まで人が住めるように開拓した土地にも必ず鉄は存在しておる。

◆製鉄の始まりは地中海近郊エリア？

　鉄っていろんなものに使えるからとっても便利な材料なんだね。
でも初めて鉄を見つけた人って本当に歴史に残る大発見！だよねぇ。

　そうじゃのぉ。歴史上で鉄が初めて確認された正確な時期はまだ確認されてはおらんのじゃ。
しかし、地中海の近郊で製鉄が始まった可能性があることは徐々に解明されつつあるのじゃよ。